婚活パーティー6-3　裁判傍聴が結び付けた恋

4名とお話し終えて中間印象に記入します。
事業主さんとは意外な話題で盛り上がりましたが、イマイチタイプではありません。
やっぱりアフロディーテさんがダントツでしょう。
男性は第4名希望まで書けるので、全員にいいね！を書けるのですが・・・
私はアフロディーテさんにだけ書きました。

詳細な中間印象結果がわかる、これはいいね！

今までのパーティーの中間印象カードは、何番の女性が〇をつけてくれたか？しかわかりません。
今回の会社は、第一希望（本命指名）なのか、第二希望以下（次点指名）かがわかるのです！
これは良いですね。
だってお互い第三希望の方とマッチングしても、結構微妙な場合もあります。

しかもこれでわかるのは、何番に本命が集中しているのかがわかります。
私が第一希望に書いたのはアフロディーテさんです。（No.6）
他の男性に本命指名されているかもわかります。

・あなたが本命指名したアフロディーテさんは、あなたの他5人から本命指名されています。

はぁ！？
ほぼ全員がアフロディーテさんだと？
まぁ婚活パーティーとはこういうものらしい。
男女とも「一人が80％の人気を集める」

弱肉強食の現実、残酷な世界なんです。
ちなみに私は誰から好印象をもらっているか？も順位付きでわかります。

・あなたを本命指名している女性は、「残念ながらいませんでした」
・あなたとお話したいと思っているる女性は、「残念ながらいませんでした」

最近、視力も衰えてきたのでメガネをかけて見直す。
「残念ながらいませんでした」
いませんでした・・・いませんでした。

いや、いいんだよ。
いないならいないでも、いつものことだし。
中間印象の順位がわかるのは良いシステムだ。
でも誰も指名なしなら順位も何もないしね。
すっごい泣きそうになる。

この結果をうまく使えばライバルの少ない女性に切り替えたりできるので戦略性が生まれる。
今回の感じだとどう見てもアフロディーテさんだよなぁ。
でも他の男性ほとんどが狙っている。
自分より、高身長、高年収、高学歴の男性もいる。
むしろ自分が一番低スぺだろう。

無理だろうな。
次点は事業主さん？
意外な接点で盛り上がったけど、勤務時間が極端で生活が合わないかも。
ちょっと暗い印象で、あまりタイプではないし。

中間印象に結果を見て、今回は難しいと思い二周目は消化試合気味でした。
すごいなぁ。
ほとんどの人の人気を集めるってどんな気分なんだろうか。
選択権が多いってこと、選び放題だもんね。
そんな立場なんて、人生で味わったことがないな。

意気消沈で帰ろうとした時、まさかの展開！！

二周目は何を話したか覚えていないぐらいテンションはだだ下がり。
ライバル多過ぎのアフロディーテさんとは、万が一もあるのでお話は頑張りました。
頑張れば頑張るほど、空回りするものですね。
全然話がかみ合わずでした。

こういう中間印象に詳細が出るのは良いけれど、
「知らない方が幸せってこともあるよね？」

別にシステムが悪いわけではない。
指名がないのは自分なわけで・・・
行き着く先は悲しい現実。
つらいなぁ。

「はい、では最終投票カードに記入してください！」
可能性がないカードに記入するのは酷な時間です。
何も書かないというのも良いけれど、一応書きました。
第一希望：アフロディーテさん
第二希望：事業主さん

ここで集計タイムで少しの時間休憩です。
もう今日は早く帰りたい気分。
見たくない現実を見たので、考え方も卑屈になってましたね。

集計はすぐ終わりました。
「今回は1組のカップリングでした」
「発表はせず、帰り際に本人へこっそり伝えますので」
はいはい、わかりました。
どうせアフロディーテさんと高身長の無免許野郎かな。
結局、美男美女になるのが婚活パーティーの通例。

そそくさと帰ろうと部屋を出る時、
運営の方に腕をガッと掴まれました。
「ひっ！」（痛っ！）

「おめでとうございます、女性の方がこちらでお待ちです」
えっ！マジで？

まさかその1組のカップリングが私でした。
こんなことあるのかぁ。
全然うまく話ができなかったし、手ごたえもなかったのに。
現金なもので一気にテンションMAXです。
で、どちらの方とカップリングしたの？
アフロディーテ？事業主？

案内された部屋に足早に入ると、
「事業主さん！」

第二希望でしたが、良い。
すごく良い。

そんな感じで思いがけないカップリングでした。
やっぱり神様はいる。